Bluetooth HIDで接続されたRFIDリーダーでは、データの書き込みや細かなパラメータの変更はできません。それらの機能が必要な場合は、TagAccessのご利用をご検討ください。
[ 閉じる ]| ボタン | < MENU >での役割 | 備考 |
|---|---|---|
| 本体正面、画面下の大きなボタン | 項目の決定 | トリガーボタン |
| 本体正面、トリガーボタン右下のボタン | 1つ上の項目への移動またはパラメータの変更 | アップボタン メニューボタン |
| 本体正面、トリガーボタン左下のボタン | 1つ下の項目への移動またはパラメータの変更 | ダウンボタン |
[< MENU >]→[Factory Default]→[Yes]を選択して決定します。
[< MENU >]→[Operating Mode]→[BT HID mode]を選択して決定します。リーダーが再起動し、起動時にブザー音が2回鳴ります。
読み取りモードを変更したい場合は、[< MENU >]→[Read Mode]を変更します。デフォルトは[Single read]です。
電波出力を変更したい場合は、[< MENU >]→[Power Setting]を変更します。デフォルトは[22 dBm]です。最大は[24 dBm]、最小は[11 dBm]です。電波出力が大きいほど、基本的により遠くのタグを読取ることができます。
ブザーの音量を変更したい場合は、[< MENU >]→[Beep Setting]を変更します。デフォルトは[Low]です。
バイブの動作を変更したい場合は、[< MENU >]→[Vibrate Setting]を変更します。デフォルトは[Enable]です。
無操作時、リーダーの電源を自動的にオフするまでの時間を変更したい場合は、[< MENU >]→[Battery Manager]→[Auto PowerOff]を変更します。デフォルトは[2 min]です。
無操作時、画面を自動的に消灯するまでの時間を変更したい場合は、[< MENU >]→[Battery Manager]→[Auto ScreenOff]を変更します。デフォルトは[30 sec]です。
読み取ったタグのデータを出力するときの文字エンコード方式を変更したい場合は、[< MENU >]→[Data]→[Format]を変更します。デフォルトは[Hex]です。
読み取りバンクを変更したい場合は、[< MENU >]→[Data]→[Tag-Info]を変更します。デフォルトは[EPC]です。
ユニテックのUHF帯RFIDリーダーは、EPC Global GEN2 に準拠した、ISO/IEC 18000-6CのRFIDタグの読み取りと書き込みをサポートします。
このUHF帯RFIDタグのICチップは、4つのメモリ領域に分かれています。それぞれ、[TIDメモリ領域]、[EPCメモリ領域]、[USERメモリ領域]、[RESERVEDメモリ領域]となります。
TIDメモリ領域には、ICタグの製造元、モデル番号、シリアル番号などの識別情報が保存されています。
このメモリ領域は、RFIDタグの製造時にメーカーによって一意の値が書き込まれており、ユーザーによる書き込みは行うことができず、読み取り専用の領域となります。
EPCメモリ領域は、RFIDタグを識別するためのEPCコード情報を保存する領域です。EPCメモリ領域は、[CRC領域]、[PC領域]、[UII領域]の3つの領域に分かれています。
CRC 領域には、RFIDタグが正しく読み書きできたかを検証するための情報が保存されています。ユーザーによる書き込みはできず、他の領域の読み込み書き込み時に自動的に変更されます。
PC 領域には、RFIDタグの種類や通信方式などの制御情報が保存されています。ユーザーによる、読み込みと書き込みができます。
UII 領域には、EPC識別コードを保存することが推奨されています。ユーザーによる読み込みと書き込みができます。インベントリという読み取り方法では、このUII領域の情報が読み込まれます。
USERメモリ領域は、ユーザーが自由に情報を保存するための領域です。ユーザーによる読み込みと書き込みができます。
RESERVEDメモリ領域は、RFIDタグの書き込みロックや無効化を行うためのパスワード情報を保存する領域です。RESERVEDメモリ領域は、[Access Password領域]と[Kill Password領域]の2つの領域に分かれています。
Access Password 領域には、RFIDタグの各メモリ領域への書き込みをロックするためのパスワードを保存します。
Kill Password 領域には、RFIDタグを無効化(Kill)するためのパスワードを保存します。無効化(Kill)の解除はできないため、一度無効化(Kill)したRFIDタグは、読み込みも書き込みも2度とできなくなります。
1回のトリガー操作での複数タグの連続読み取り時に、同一データとして排除するデータの指定を変更したい場合は、[< MENU >]→[Data]→[Tag-Unique]を変更します。デフォルトは[by EPC]です。
タグのデータの末尾に挿入して送信するターミネータを変更したい場合は、[< MENU >]→[Data]→[Terminator]を変更します。デフォルトは[CR/LF]です。
データのホストへの転送速度を変更したい場合は、[< MENU >]→[Data]→[HID Char-Delay]を変更します。デフォルトは[10 ms]です。
データ欠けが発生する場合は、より遅い設定を使用してください。
リーダーの画面に表示するデータの省略形式を変更したい場合は、[< MENU >]→[Data]→[Display mode]を変更します。デフォルトは[Condense End]です。1つのタグだけを読み取ったときに有効です。
読み取ったデータをリーダーの画面に表示する時間を変更したい場合は、[< MENU >]→[Data]→[Display Time]を変更します。デフォルトは[3 sec]です。
RP902とWindowsをBluetoothでペアリングします。
[ スタート]→[ 設定]をクリックします。
[デバイス]をクリックします。
Blueoothのスイッチをオンにします。
マウス、キーボード、ペンに[RP902_xxxx]が登録されている場合は[削除]します。
[Bluetooth またはその他のデバイスを追加する]をクリックします。
[Bluetooth]をクリックします。
[RP902_xxxx]をクリックしてペアリングを開始します。
ペアリングが完了したら[完了]ボタンをクリックしてウィンドウを閉じます。
[ スタート]→[ 設定]をクリックします。
左のメニューから[Bluetoothとデバイス]を選択し、[その他のデバイスを表示]をクリックします。
Blueoothのスイッチを[オン]にします。
入力に[RP902_xxxx]が登録されている場合は[削除]します。
[デバイスの追加]をクリックします。
[Bluetooth]をクリックします。
[RP902_xxxx]をクリックしてペアリングを開始します。
ペアリングが完了したら[完了]ボタンをクリックしてウィンドウを閉じます。
RFIDリーダーを接続したPC上で、メモ帳、Microsoft Word、Microst Excelなど、物理キーボードによる文字入力が可能なソフトウェアを起動します。
RFIDリーダーで正しく文字入力を行うためには、PCの文字入力モードが「直接入力」で、且つ「CapsLockがオフ」になっていることが重要です。直接入力且つCapsLockをオフにしてください。
「直接入力」とは、キーボードの押下したキーに刻印されているアルファベット、数字、記号が直接入力される状態です。直接入力でない入力方法には、かな入力、ローマ字入力、漢字変換入力などがあります。ほとんどの環境で、キーボードの「半角/全角」キーを押下することで入力状態を切り替えることができます。
「CapsLock」は、アルファベットの大文字と小文字を入れ替えます。通常、キーボードのキーを押下すると、キーに刻印されているアルファベットの小文字が入力されます。しかし、CapsLockがオンになっていると大文字で入力されます。ほとんどの環境で、キーボードの「Shift + Caps Lock」キーを押下することでオンとオフを切り替えることができます。
文字入力を開始したい場所をクリックしてカーソルを合わせます。Excelの場合は入力したいセルをクリックして選択します。
トリガーボタンを押してRFIDタグを読み取り、正しくデータが入力されるかご確認ください。