[MS916シリーズ/MS926シリーズ] バッチデータ取得ツール「ComToTxt」

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目次

バーコードリーダーをバッチモードに変更しデータをメモリに保存する

バーコードリーダーをバッチモード(Batch)に変更すると、スキャンしたデータをバーコードリーダーの内蔵メモリに保存します。

  1. トリガーボタンを長押ししてバーコードリーダーの電源を入れます。

  2. [アップボタン]と[ダウンボタン]を、画面が切り替るまで長押しします。

  3. [< MAIN MENU >]→[General Setting]→[Operation Mode]→[Batch]に変更して決定します。

    • この操作を行うと、バーコードリーダーがバッチモードで動作します。バッチモードでは、スキャンしたバーコードデータをバーコードリーダーの内蔵メモリに保存します。保存したデータは、[Send Batch]によりホストPCに送信します。
    • 内蔵メモリの空きスペースがない状態でバーコードをスキャンすると、バーコードの読み込み自体は成功しますが、警告音が鳴りメモリへの保存は行われません。
  4. 以降、スキャンしたデータはバーコードリーダーの内蔵メモリに保存され、ユーザーによる削除操作を行わない限り失われることはありません。

バーコードリーダーに保存されているバッチデータをホストPCに転送する

ここでは、バーコードリーダーに保存されているバッチデータをUSBケーブルを使用してホストPCに転送する方法を説明します。

  1. ファイル転送ツール「ComToTxt」をダウンロードしていない場合は、事前にダウンロードしてください。

    1. ComToText_1_2.zip」のリンクをクリックするか、リンクを右クリックして[名前を付けてリンクを保存]を行います。

    2. ダウンロードしたファイルは、通常は[ダウンロード]フォルダへ保存されます。ファイルエクスプローラーを実行してダウンロードフォルダを開きます。

      • ファイルエクスプローラーは[ Windows]キーを押しながら[E]キーを押すと実行できます。
      • ダウンロードフォルダにファイルがない場合は、PCの設定が変更されている可能性があります。お客様の社内のITチームまたはIT管理者へお問い合わせください。
    3. ダウンロードしたzipファイルを右クリックして[すべて展開]するか、zip解凍ソフトウェアを使用して解凍(展開)してください。

      • 右クリック時に表示されるメニューに[すべて展開]が表示されない場合は、他のzip解凍ソフトウェアがインストールされている可能性があります。
    4. [完了時に展開されたファイルを表示する]にチェックを入れて、[展開]ボタンをクリックします。

    5. zipファイルを展開したフォルダが開きます。[ComToText]フォルダを右クリックして[切り取り]を行います。

    6. Cドライブを開き、空白の場所を右クリックして[貼り付け]を行います。

      • Cドライブは、「Windows」や「Program Files」などのフォルダが存在するシステムドライブです。
    7. ComToText」フォルダがCドライブのルートへ移動します。

    8. ComToText」フォルダをダブルクリックして開き、2つのファイルが存在することを確認します。データの転送に[ComToTxt]を使用します。今は[ComToTxt]を起動せずに次の手順に進んでください。

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  2. バーコードリーダーでUSBケーブル接続を使用できるようにするため、[< MAIN MENU >]→[General Setting]→[Scanner Type]を[USB SPP]に変更して決定します。

  3. バーコードリーダーとホストPCをUSBケーブルで接続します。

  4. [< MAIN MENU >]→[Data & Memory]→[Send Batch]を選択して決定します。

  5. キーボードの[ Windows]キーを押しながら[R]キーを押して[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開きます。入力欄に[devmgmt.msc]と入力し、OKボタンをクリックして[デバイスマネージャー]を開きます。

  6. デバイスマネージャーの[ポート (COMとLPT)]に[USBシリアルデバイス]が表示されていれば設定は完了です。横に表示されているCOM番号が、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートの番号です。このCOM番号は、後ほどセットアップに使用します。

    • Windows 8.1以前のOSではUSB仮想COMドライバの手動インストールが必要です。

      1. [デジタル署名付き USB仮想COMドライバ]のリンクをクリックするか、リンクを右クリックして[名前を付けてリンクを保存]を行います。

      2. ダウンロードしたファイルは、通常は[ダウンロード]フォルダへ保存されます。ファイルエクスプローラーを実行してダウンロードフォルダを開きます。

        • ファイルエクスプローラーは[ Windows]キーを押しながら[E]キーを押すと実行できます。
        • ダウンロードフォルダにファイルがない場合は、PCの設定が変更されている可能性があります。お客様の社内のITチームまたはIT管理者へお問い合わせください。
      3. ダウンロードしたzipファイルを右クリックして[すべて展開]するか、zip解凍ソフトウェアを使用して解凍(展開)してください。

        • 右クリック時に表示されるメニューに[すべて展開]が表示されない場合は、すでに他のzip解凍ソフトウェアがインストールされている可能性があります。
      4. キーボードの[ Windows]キーを押しながら[R]キーを押して[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開きます。入力欄に[devmgmt.msc]と入力し、OKボタンをクリックして[デバイスマネージャー]を開きます。

      5. デバイスマネージャーの[その他のデバイス]や[ほかのデバイス]を確認します。

        デバイス マネージャーの[Unitech Virtusl COM Port]を右クリックして、コンテキストメニューから[ドライバーソフトウェアの更新]または[ドライバーの更新]をクリックします。

      6. [コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します]をクリックします。

      7. [参照]ボタンをクリックし、USB仮想COMドライバを展開したフォルダを開きます。

        [次へ]ボタンをクリックしてデバイスドライバのインストールを開始します。

      8. インストール中にセキュリティダイアログが表示された場合は、[インストール]ボタンをクリックします。

      9. [閉じる]ボタンをクリックします。

      10. デバイスマネージャーの[ポート (COMとLPT)]に[Unitech CDC USB]が表示されていれば設定は完了です。横に表示されているCOM番号が、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートの番号です。このCOM番号は、後ほどのセットアップに使用します。

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  7. ダウンロードしておいた「ComToTxt」を右クリックして[管理者として実行]します。

    • [管理者として起動]がメニューに表示されない場合は、zipファイルを解凍(展開)せずにComToTxtを起動しようとしているか、その権限がありません。前者の場合はzipファイルを解凍(展開)してから起動してください。後者の場合は、社内のIT管理者に相談してください。
  8. [WindowsによってPCが保護されました]と表示される場合は、[詳細情報]→[実行]ボタンをクリックして続行します。

  9. 次のメッセージが表示された場合は[はい]ボタンをクリックして続行します。

  10. ComToTxtが起動すると、Windowsが認識しているCOMポートの一覧が候補番号とともに画面にリストアップされます。

    上の手順で確認した、デバイスマネージャーの[ポート (COMとLPT)]の[USBシリアルデバイス]のCOM番号の候補番号をキーボードで入力し、Enterキーを押します。

    下図の例では、COM1が候補番号0、COM3が候補番号1に割り当てられています。バーコードリーダーに割り当てられているCOM番号がCOM3の場合、ここでは候補番号である「1」を入力します。

  11. 正しいCOM番号の候補番号を入力してEnterで実行すると、ComToTxtはバーコードリーダーの保存されているデータを確認し、自動的にPCへダウンロードしてファイルへ書込みます。動作が終了するとComToTxtは自動的に終了します。

    データ書込まれたテキストファイルが、ComToTxtと同じフォルダへ作成されます。