バーコードリーダーをバッチモード(Batch)に変更すると、スキャンしたデータをバーコードリーダーの内蔵メモリに保存します。
トリガーボタンを長押ししてバーコードリーダーの電源を入れます。
[アップボタン]と[ダウンボタン]を、画面が切り替るまで長押しします。
[< MAIN MENU >]→[General Setting]→[Operation Mode]→[Batch]に変更して決定します。
以降、スキャンしたデータはバーコードリーダーの内蔵メモリに保存され、ユーザーによる削除操作を行わない限り失われることはありません。
ここでは、バーコードリーダーに保存されているバッチデータをUSBケーブルを使用してホストPCに転送する方法を説明します。
ファイル転送ツール「ComToTxt」をダウンロードしていない場合は、事前にダウンロードしてください。
「ComToText_1_2.zip」のリンクをクリックするか、リンクを右クリックして[名前を付けてリンクを保存]を行います。
ダウンロードしたファイルは、通常は[ダウンロード]フォルダへ保存されます。ファイルエクスプローラーを実行してダウンロードフォルダを開きます。
ダウンロードしたzipファイルを右クリックして[すべて展開]するか、zip解凍ソフトウェアを使用して解凍(展開)してください。
[完了時に展開されたファイルを表示する]にチェックを入れて、[展開]ボタンをクリックします。
zipファイルを展開したフォルダが開きます。[ComToText]フォルダを右クリックして[切り取り]を行います。
Cドライブを開き、空白の場所を右クリックして[貼り付け]を行います。
「ComToText」フォルダがCドライブのルートへ移動します。
「ComToText」フォルダをダブルクリックして開き、2つのファイルが存在することを確認します。データの転送に[ComToTxt]を使用します。今は[ComToTxt]を起動せずに次の手順に進んでください。
バーコードリーダーでUSBケーブル接続を使用できるようにするため、[< MAIN MENU >]→[General Setting]→[Scanner Type]を[USB SPP]に変更して決定します。
バーコードリーダーとホストPCをUSBケーブルで接続します。
[< MAIN MENU >]→[Data & Memory]→[Send Batch]を選択して決定します。
キーボードの[ Windows]キーを押しながら[R]キーを押して[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開きます。入力欄に[devmgmt.msc]と入力し、OKボタンをクリックして[デバイスマネージャー]を開きます。
デバイスマネージャーの[ポート (COMとLPT)]に[USBシリアルデバイス]が表示されていれば設定は完了です。横に表示されているCOM番号が、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートの番号です。このCOM番号は、後ほどセットアップに使用します。
Windows 8.1以前のOSではUSB仮想COMドライバの手動インストールが必要です。
[デジタル署名付き USB仮想COMドライバ]のリンクをクリックするか、リンクを右クリックして[名前を付けてリンクを保存]を行います。
ダウンロードしたファイルは、通常は[ダウンロード]フォルダへ保存されます。ファイルエクスプローラーを実行してダウンロードフォルダを開きます。
ダウンロードしたzipファイルを右クリックして[すべて展開]するか、zip解凍ソフトウェアを使用して解凍(展開)してください。
キーボードの[ Windows]キーを押しながら[R]キーを押して[ファイル名を指定して実行]ダイアログを開きます。入力欄に[devmgmt.msc]と入力し、OKボタンをクリックして[デバイスマネージャー]を開きます。
デバイスマネージャーの[その他のデバイス]や[ほかのデバイス]を確認します。
デバイス マネージャーの[Unitech Virtusl COM Port]を右クリックして、コンテキストメニューから[ドライバーソフトウェアの更新]または[ドライバーの更新]をクリックします。
[コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します]をクリックします。
[参照]ボタンをクリックし、USB仮想COMドライバを展開したフォルダを開きます。
[次へ]ボタンをクリックしてデバイスドライバのインストールを開始します。
インストール中にセキュリティダイアログが表示された場合は、[インストール]ボタンをクリックします。
[閉じる]ボタンをクリックします。
デバイスマネージャーの[ポート (COMとLPT)]に[Unitech CDC USB]が表示されていれば設定は完了です。横に表示されているCOM番号が、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートの番号です。このCOM番号は、後ほどのセットアップに使用します。
ダウンロードしておいた「ComToTxt」を右クリックして[管理者として実行]します。
[WindowsによってPCが保護されました]と表示される場合は、[詳細情報]→[実行]ボタンをクリックして続行します。
次のメッセージが表示された場合は[はい]ボタンをクリックして続行します。
ComToTxtが起動すると、Windowsが認識しているCOMポートの一覧が候補番号とともに画面にリストアップされます。
上の手順で確認した、デバイスマネージャーの[ポート (COMとLPT)]の[USBシリアルデバイス]のCOM番号の候補番号をキーボードで入力し、Enterキーを押します。
下図の例では、COM1が候補番号0、COM3が候補番号1に割り当てられています。バーコードリーダーに割り当てられているCOM番号がCOM3の場合、ここでは候補番号である「1」を入力します。
正しいCOM番号の候補番号を入力してEnterで実行すると、ComToTxtはバーコードリーダーの保存されているデータを確認し、自動的にPCへダウンロードしてファイルへ書込みます。動作が終了するとComToTxtは自動的に終了します。
データ書込まれたテキストファイルが、ComToTxtと同じフォルダへ作成されます。