MS852B/MS852B+シリーズ
クレードル + USBケーブル(RS232) + RSWedgeセットアップ

  • MS851-SUBB0C-SG
  • MS852-2UBB0C-SG
  • MS852-AUBB0C-SG
  • MS852-VUBB0C-SG
  • MS852-ZUBB0C-SG
  • MS852-OUBB0C-SG
  • MS852-ZUBL0C-HG
  • MS852-SUBB0C-LG
  • MS852-ZUBB0C-LG

 

以下の製品は、別売のUSBインタフェースケーブル(製品番号: 1550-905890G)をご用意ください。

  • MS851-SRBB0C-SG
  • MS852-2RBB0C-SG
  • MS852-ARBB0C-SG
  • MS852-VRBB0C-SG
  • MS852-ZRBB0C-SG

 

以下の製品は、別売のクレードル(製品番号: 5000-900064G)とUSBインタフェースケーブル(製品番号: 1550-905890G)をご用意ください。

  • MS851-S0BB00-SG
  • MS852-20BB00-SG
  • MS852-A0BB00-SG
  • MS852-V0BB00-SG
  • MS852-Z0BB00-SG

RSWedge™ Unitech版は、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートからのデータを受信して、キーボードデータに変換するためのキーボードウェッジソフトウェアです。

RSWedge™ Unitech版を使用することで、シリアル通信に対応していないソフトウェアに、QRコードから読み取った日本語(かな、カナ、半角カナ、漢字、その他の全角文字)を直接入力することができます。

  1. 次のフォームから、RSWedge™ Unitech版のセットアップファイルの送付依頼を行うことができます。必要事項を入力して送信し、セットアップファイルを入手してください。

    RSWedge™ Unitech版 送付依頼フォーム 

  2. 「Setup.exe」を右クリックします。
    RSWedgeインストール手順(1)

  3. 「管理者として実行」をクリックします。「管理者として実行」が無い場合は、単にダブルクリックして実行してください。
    RSWedgeインストール手順(2)

  4. 「次へ」ボタンをクリックして続行します。
    RSWedgeインストール手順(3)

  5. 「同意する」を選択して、「次へ」ボタンをクリックして続行します。
    RSWedgeインストール手順(4)

  6. 「次へ」ボタンをクリックして続行します。
    RSWedgeインストール手順(5)

  7. 「次へ」ボタンをクリックしてインストールを開始します。
    RSWedgeインストール手順(6)

  8. インストールが完了したら「閉じる」ボタンをクリックしてセットアップウィザードを閉じて設定完了です。
    RSWedgeインストール手順(7)

  1. クレードルからすべてのケーブルを取り外します。

  2. クレードル底面のインターフェーススイッチを「RS232」側にスライドさせます。

  3. 専用のUSBインターフェースケーブルを使用してクレードルのインターフェースポートとホストPCのUSBポートを接続します。

  4. クレードルのLEDランプが青色に点滅している場合、この操作はスキップして次の操作手順に進んでください。

    クレードルのLEDランプが緑色に点滅または点灯している場合、「クレードルボタン(側面の丸い小さなボタン)」を2~3秒間押してから放してください。暫くしてLEDランプが青色に点滅すれば設定完了です。

    クレードルボタンは、軽くクリック感がある程度で押してください。強く押しつけると破損する恐れがあります。

  5. キーボードの[Windows]キーを押しながら[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。入力欄に「devmgmt.msc」と入力し、OKボタンをクリックしてデバイスマネージャーを開きます。

    コピー用
  6. デバイスマネージャーの「ポート (COMとLPT)」に「USB シリアル デバイス」が表示されていれば設定は完了です。横に表示されているCOM番号が、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートの番号です。RSWedgeはこのポート番号に接続するよう設定する必要があります。

    デバイスマネージャーの「ほかのデバイス」や「その他のデバイス」に「(!) Cradle 852B」として存在する場合、USB仮想COMドライバの手動インストールが必要です。

  7. バーコードリーダーの設定を初期化するため、次のバーコードをスキャンします。バーコードリーダーのLEDランプが青色に点滅すれば初期化完了です。


    出荷時デフォルト設定に復元

  8. クレードル、バーコードリーダー、双方のLEDランプが青色に点滅している事を確認して、バーコードリーダでクレードルの接続用MACバーコードをスキャンし、クレードルとバーコードリーダーのペアリングを行います。

    しばらくして、クレードルとバーコードリーダーの双方のLEDランプが青色に点灯すれば設定完了です。

    MACバーコードの貼り付け位置が出荷時期によって異なります。以前はクレードルの底面に、現在はクレードルの側面に貼り付けられています。いずれも12桁の英数字(0-9、A-F)とともに印刷されています。

  1. 手順①でインストールした RSWedge™ Unitech版 (以下、RsWedge) を、デスクトップのショートカットやインストールフォルダ内の実行ファイルから実行します。

  2. 通信設定ポートに、手順②で確認したバーコードリーダーに割り当てられている「ポート番号」を選択します。
    RSWedge設定(1)

  3. 受信設定データ間隔に「2000」(最大値)を入力します。
    RSWedge設定(2)

  4. 送信設定に「モード 2」を選択します。
    RSWedge設定(3)

  5. 設定を適切に変更したら「開始」ボタンをクリックしてバーコードリーダーとの通信を開始します。
    RSWedge設定(4)

  6. RSWedgeとバーコードリーダーとの間で通信が確立すると、「中止」ボタン以外はグレーアウトします。
    RSWedge設定(5)

  7. RSWedgeは、バーコードリーダーが読み取ったデータを、あたかもキーボードで入力したようなデータに変換します。

    キーボード入力可能なソフトウェアを実行し、入力開始場所にカーソルを合わせてバーコードを読み取ると、データを直接入力することができます。

  1. キーボードの[Windows]キーを押しながら[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。入力欄に「devmgmt.msc」と入力し、OKボタンをクリックしてデバイスマネージャーを開きます。

    コピー用
  2. デバイスマネージャーの「ほかのデバイス」や「その他のデバイス」に「(!) Cradle 852B」が存在する場合、USB仮想COMドライバのインストールが必要です。

  3. 次のリンクから、USB仮想COMドライバをダウンロードします。ダウンロードしたらzipファイルを展開して、中身を任意のフォルダへ取り出してください。

    Bシリーズ UBS仮想COMドライバ (デジタル署名付き) 

  4. デバイス マネージャーの「(!) Cradle 852B」を右クリックして、メニューから「ドライバーソフトウェアの更新」(または、「ドライバーの更新」)をクリックします。

  5. コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します」をクリックします。

  6. 「Bシリーズ UBS仮想COMドライバ (デジタル署名付き)」を展開したフォルダの場所をテキストボックスに直接入力するか、「参照...」ボタンから展開したフォルダを探して開きます。

    次へ」ボタンをクリックしてデバイスドライバのインストールを開始します。

  7. デバイスドライバのインストール中にセキュリティダイアログが表示された場合は、「インストール」ボタンをクリックして続行します。

  8. インストール完了後、「閉じる」ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

  9. デバイスマネージャーの「ポート (COMとLPT)」に「Unitech CDC USB」が表示されていれば、デバイスドライバのインストールは完了です。

    横に表示されているCOM番号が、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートの番号です。RSWedgeはこのポート番号に接続するよう設定する必要があります。

ここでは、改行(Enter)キーをタブ(Tab)キーに変更するやり方を掲載します。

  1. RsWedgeの画面をアクティブ(最前面)の状態にしてからバーコードを読み取ると、RSwedgeの受け取ったデータが出力文字列 (文字列表示)に入力されます。データの最後の<CR>が改行キーの部分です。
    TAB設定(1)

  2. RSWedgeが通信中だと設定の変更ができないため、「中止」ボタンをクリックして通信を終了します。
    TAB設定(2)

  3. 最初に改行キー「<CR>」を削除するための設定を行います。受信設定の「終了コード」ボタンをクリックします。
    TAB設定(3)

  4. 文字コード内の「CR」をダブルクリックします。ダブルクリックすると受信終了コードに追加されます。間違ったコードをダブルクリックした場合はバックスペースキーなどで削除してください。
    TAB設定(4)

  5. 「OK」ボタンをクリックします。
    TAB設定(5)

  6. RSWedgeのメイン画面に戻ったら、終了コードの右側の「削除する」チェックボックスをチェックします。これで終端の<CR>は削除されます。
    TAB設定(6)

  7. 続いて、削除した<CR>の代わりにTabを設定します。付加コード設定の「終了コード」ボタンをクリックします。
    TAB設定(7)

  8. 下側の仮想キーコード(Windows機能キー)から「TAB」をダブルクリックします。ダブルクリックすると付加コード (後)に追加されます。間違ったコードをダブルクリックした場合はバックスペースキーなどで削除してください。
    TAB設定(8)

    ここで、他のキーや追加の文字を設定することもできます。ここで設定したキーや文字は、バーコードデータの終端に追加された順番で送信されます。

  9. 「OK」ボタンをクリックします。
    TAB設定(9)

  10. 「開始」ボタンをクリックしてスキャナの通信を開始します。バーコードリーダーとのあいだに通信が確立すれば設定完了です。
    TAB設定(10)

  11. バーコードをスキャンして終端がTABキーに変更されているか確認してください。

ここでは、日本語を含むQRコードを読んだときに文字化けして出力される場合の対処方法について掲載します

対象となるのは、次のようにRSWedgeをアクティブ(最前面)な状態で読み取った時に、画面下部の入力コードの16進表示・文字表示の双方にデータが入り、かつ文字化けしている場合です。
文字化け解消(1)

入力コードの片方にしかデータが入らなかったり、RSWedgeを実行していなくてもデータ入力ができる場合は、RSWedgeとバーコードリーダーが正常に通信できていませんので再設定してください。

  1. RSWedgeが通信中だと設定の変更ができないため「中止」ボタンをクリックして通信を終了します。
    文字化け解消(2)

  2. UTF8→SJIS変換の値を「なし」の場合は「あり」に、「あり」の場合は「なし」に、それぞれ逆の値を選択します。
    文字化け解消(3)

  3. 「開始」ボタンをクリックしてスキャナの通信を開始します。バーコードリーダーとのあいだに通信が確立すれば設定完了です。
    文字化け解消(4)

  4. バーコードをスキャンして文字化けが解消されているか確認してください。

QRコード内に改行コードが含まれている場合、バーコードリーダーとRSWedgeを適切に設定する必要があります。とくに改行コードとして<LF>が含まれている場合には注意が必要です。

QRコード内に含まれている改行コードは、作成するソフトウェアや環境によって次の3つのパターンが存在します。

  • 改行コードが「<CR>」
    QRコード内のQRコードに対応(1)

  • 改行コードが「<LF>」
    QRコード内のQRコードに対応(2)

  • 改行コードが「<CR><LF>」
    QRコード内のQRコードに対応(3)

  1. まず、バーコードリーダーの設定を変更します。QRコード内の改行コードと同じターミネーターを次のバーコードからスキャンしてください。

    特殊な事例として、QRコードデータが改行コードで終わっている場合は、なしをスキャンします。


    ターミネーター「CR」


    ターミネーター「LF」


    ターミネーター「CRLF」


    ターミネーター「なし」
  2. 続いて、RSWedgeの設定を変更します。RSWedgeが通信中だと設定の変更ができないため「中止」ボタンをクリックして通信を終了します。
    QRコード内のQRコードに対応(4)

  3. 受信設定の「終了コード」ボタンをクリックします。
    QRコード内のQRコードに対応(5)

  4. QRコードデータに含まれる改行コードと同じ文字をダブルクリックします。たとえば、QRコード内の改行コードが<LF>の場合は「LF」をダブルクリックします。

    ダブルクリックすると受信終了コードに追加されます。間違ったコードをダブルクリックした場合はバックスペースキーなどで削除してください。
    QRコード内のQRコードに対応(6)

  5. 「OK」ボタンをクリックします。
    QRコード内のQRコードに対応(7)

  6. RSWedgeのメイン画面に戻ったら、終了コードの右側の「削除する」チェックボックスをチェックします。
    QRコード内のQRコードに対応(8)

  7. 付加コード設定の「終了コード」ボタンをクリックします。
    QRコード内のQRコードに対応(9)

  8. 下側の仮想キーコード(Windows機能キー)から「ENT」(Enterキー)をダブルクリックします。

    ダブルクリックすると付加コード (後)に追加されます。間違ったコードをダブルクリックした場合はバックスペースキーなどで削除してください。
    QRコード内のQRコードに対応(10)

  9. 「OK」ボタンをクリックします。
    QRコード内のQRコードに対応(11)

  10. 「開始」ボタンをクリックしてスキャナの通信を開始します。バーコードリーダーとのあいだに通信が確立すれば設定完了です。
    QRコード内のQRコードに対応(12)

  11. RSWedgeがアクティブ(最前面)な状態で読み取ると、すべての改行コードが[ENT](Enterキー)に変換されているとこが確認できます。
    QRコード内のQRコードに対応(13)

「Windows 10 バージョン 2004」以降のOS上で、「Microsoft IME」を文字入力ソフトウェアとして使用しているとき、この事象が発生する場合があります。この事象が発生した場合は、次の手順で Microsoft IME を以前のバージョンに戻してください。

  1. 画面左下の「Windowsマーク(スタート)」→「設定」→「時刻と言語」に進みます。
    IME変更(1)

  2. 左側のメニューから「言語」をクリックして進みます。
    IME変更(2)

  3. 優先する言語の「日本語」をクリックします。
    IME変更(3)

  4. 「オプション」ボタンをクリックします。
    IME変更(4)

  5. キーボードの「Microsoft IME」をクリックします。
    IME変更(5)

  6. 「オプション」ボタンをクリックします。
    IME変更(6)

  7. 「全般」をクリックします。
    IME変更(7)

  8. 互換性の「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」のスイッチをオンにします。
    IME変更(8)

  9. 「はい」ボタンをクリックして続行します。
    IME変更(9)

  10. 「以前のバージョンのMicrosoft IMEを使う」のスイッチがオンになれば設定完了です。
    IME変更(10)