MS851B
クレードル + USBケーブル(仮想COMポート) + COM2KEYセットアップ

このページの対象製品

  • MS851-SUBB0C-SG

手順① COM2KEYの入手とインストール

COM2KEYは、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートからのデータを受信して、キーボードデータに変換するためのキーボードウェッジソフトウェアです。

  1. 次のリンクから、COM2KEYのセットアップファイルを入手し、zipファイルを任意のフォルダへすべて展開してください。

    COM2KEY-V3.4.zip(19.6MB)

  2. Setup.exe」を右クリックします。

  3. 管理者として実行」をクリックします。「管理者として実行」が無い場合は、単にダブルクリックして実行してください。

  4. Next」ボタンをクリックして続行します。

  5. Next」ボタンをクリックして続行します。

  6. Next」ボタンをクリックしてインストールを開始します。

  7. インストールが完了したら「Close」ボタンをクリックしてセットアップウィザードを閉じて設定完了です。

手順② クレードルとホストを接続

  1. クレードルからUSBインターフェースケーブルを取り外します。

  2. クレードル底面のインターフェーススイッチを「RS232」側にスライドさせます。

  3. USBインターフェースケーブルを使用してクレードルのインターフェースポートとホストPCのUSBポートを接続します。

  4. キーボードの[Windows]キーを押しながら[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。入力欄に「devmgmt.msc」と入力し、OKボタンをクリックしてデバイスマネージャーを開きます。

    コピー用

  5. デバイスマネージャーの「ポート (COMとLPT)」に「USB シリアル デバイス」が表示されていれば設定は完了です。横に表示されているCOM番号が、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートの番号です。COM2KEYはこのポート番号に接続するよう設定する必要があります。

    デバイスマネージャーに「(!) Cradle 852B」として現れている場合、USB仮想COMドライバのダウンロードとインストールが必要です。

  6. バーコードリーダーとクレードルのペアリングが完了していない場合はペアリングを行ってください。スキャナとクレードル双方のLEDランプが青色に点灯している場合はペアリングは完了しています。緑色の点灯や青色の点滅の場合はペアリングが完了していません。

手順③ COM2KEYの設定

  1. インストールした COM2KEYをインストールフォルダ内の実行ファイルから実行します。はじめて実行したとき、複数のエラーメッセージが表示される場合がありますが、すべてOKボタンをクリックして閉じてください。これらは不具合ではありません。

    32ビットOS: C:¥Program Files¥Unitech America Inc¥Communication Port To Keyboard
    64ビットOS: C:¥Program Files (x86)¥Unitech America Inc¥Communication Port To Keyboard

  2. COM2KEYは常駐ソフトウェアとして実行され、実行中はタスクバーの右端の通知領域にCOM2KEYのアイコンが表示されます。下図の点線内が通知領域、実線内がCOM2KEYのアイコンです。

    • COM2KEYのアイコンは、接続中切断中を表しています。
    • COM2KEYのアイコンは、現在の状態を表すアイコンではありません。COM2KEYの実行直後またはCOM2KEYの設定変更直後の状態を表します。
  3. 通知領域のCOM2KEYアイコンを右クリックします。

  4. 表示されたポップアップメニューからSetting..をクリックし、設定画面に入ります。

    Setting..がグレーになってクリック出来ない場合は、Disable Com Portをクリックしてから、改めてSetting..をクリックします。

  5. COM-PortPort Nameに、手順②で確認したバーコードリーダーに割り当てられている「ポート番号」を選択します。

  6. Send To Keyboard WhileReceived More Thanをチェックし、右のテキストボックスに「1」(最小値)を入力します。

  7. Receiving CR / LFのチェックを外します。

  8. 設定を適切に変更したら「OK」ボタンをクリックしてバーコードリーダーとの通信を開始します。

  9. COM2KEYとバーコードリーダーとの間で通信が確立すると、通知領域のアイコンが の表示になります。

  10. COM2KEYは、バーコードリーダーが読み取ったデータを、あたかもキーボードで入力したようなデータに変換します。キーボード入力可能なソフトウェアを実行し、入力開始場所にカーソルを合わせてバーコードを読み取ると、データを直接入力することができます。

    COM2KEYとバーコードリーダーの間で通信ができなくなってしまったら、COM2KEYアイコンの「Disable Com Port」→「Enable Com Port」をお試しください。 それでも復旧しない場合は、「Exit」でCOM2KEYを終了させ、バーコードリーダーのポート番号などを確認してください。

(付録) USB仮想COMドライバのインストール Windows 7/8/8.1

Windows 10 以降のOSに、このドライバをインストールしないでください。
  1. 次のリンクから、USB仮想COMドライバをダウンロードします。

    USB仮想COMドライバ (デジタル署名付き)

  2. ダウンロードしたらzipファイルを展開して、中身をすべて任意のフォルダへ取り出してください。

  3. キーボードの[Windows]キーを押しながら[R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。入力欄に「devmgmt.msc」と入力し、OKボタンをクリックしてデバイスマネージャーを開きます。

    コピー用

  4. デバイス マネージャーの「(!) Cradle 852B」を右クリックして、メニューから「ドライバーソフトウェアの更新」(または、「ドライバーの更新」)をクリックします。

  5. コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します」をクリックします。

  6. 「USB仮想COMドライバ (デジタル署名付き)」を展開したフォルダの場所をテキストボックスに直接入力するか、「参照...」ボタンから展開したフォルダを探して開きます。

    次へ」ボタンをクリックしてデバイスドライバのインストールを開始します。

  7. デバイスドライバのインストール中にセキュリティダイアログが表示された場合は、[インストール]ボタンをクリックして続行します。

  8. インストール完了後、[閉じる]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。

  9. デバイスマネージャーの「ポート (COMとLPT)」に「Unitech CDC USB」が表示されていれば、デバイスドライバのインストールは完了です。横に表示されているCOM番号が、バーコードリーダーに割り当てられているCOMポートの番号です。COM2KEYはこのポート番号に接続するよう設定する必要があります。